二松學舍大学附属高等学校 校長 本城 学
第99回全国高等学校野球選手権大会の出場に際しましては、二松學舍の関係者のみならず、関係者各方面のたくさんの皆さまからの熱いご声援とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
東東京大会においては、傑出した選手がいないというチームの特徴が、逆にすべての選手が力を合わせて戦うという全員野球の徹底に結びつき、並み居る強敵を倒し優勝することができました。数々の有力校と対戦をさせていただき、そのたびに選手たちは自信を得て強くなっていったように思えます。
甲子園大会では組合せ抽選結果と悪天候により、初戦が甲子園入りから11日目という心身ともにコンディション作りが難しい状況でした。しかしそれをものともせず、初戦の明桜高校(秋田県代表)では立ち上がりから普段通りの野球を展開し、東東京大会で見せた投攻守の力を十二分に発揮しました。結果は、19安打で14得点、失策0の「14‐2」と勝利を収めることができました。次の3回戦では香川県代表の三本松高校と対戦しました。立ち上がり、何時ものようにチャンスを作りましたがリズムに乗れない滑り出しとなりました。結果的にこのような流れが最終盤まで続き、得意の畳みかけるような攻撃ができないうちに失点し、2‐5で敗れました。しかし、9回裏に2得点をあげて意地を見せるなど、最後の最後まで東東京代表として素晴らしい敢闘を見せてくれました。また、スタンドではたくさんの生徒が声をからして応援し、グランドとスタンドが一体化した得難い体験をすることができました。学校全体で勇気と元気をいただいたように思います。
このように貴重な体験をさせていただきました。東京都高等学校野球連盟の皆さまを始め関係者各位に対しまして、心より厚く御礼申し上げますとともに引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申しあげます。