一般財団法人 東京都高等学校野球連盟

甲子園の活躍
八王子高等学校
第98回全国高等学校野球選手権大会 西東京代表校 八王子高等学校ホームページへ
八王子高等学校 校長 小山 貢
八王子高等学校 校長 小山 貢
 夢のような夏でした

 八王子2点のリードで迎えた11回裏、1塁側も3塁側も両校の応援席は悲鳴に近い声援をグラウンドに送っていました。東海大菅生は1アウト1塁で4番バッター。八王子2番手ピッチャー米原の投げた球を打つと鈍い音を残してセカンドへ。ボールは2塁、1塁と渡り、ダブルプレーが成立し八王子の初優勝が決まりました。3塁側八王子応援席は、歓声とも悲鳴ともつかない怒号と涙で一杯に・・・
 今までに本校は西東京大会で2度決勝戦に進みました。しかし決勝の壁を打ち破ることができず、今回を逃したら再び決勝まで進むのは大変だとの思いを皆が持っていました。一戦目から吹奏楽部、ダンス部、在校生、野球部保護者会、OBが並々ならない意気込みで応援をしました。
 西東京大会優勝は、ピンチにもニコニコとして励ましあう選手たちとそれを導いた指導者、保護者そして八王子学園全体による勝利と確信しています。この夢のような夏休みをプレゼントして下さった皆様、卒業生の皆様そして地元八王子市の皆様にお礼を申し上げます。
  • 1回戦のスコア

野球部責任教師 椎名 祥次
 第98回全国高等学校野球選手権大会出場に際しましては、東京都高等学校野球連盟をはじめ、多くの皆様からの物心両面にわたる多大なご支援とご協力を賜り誠にありがとうございました。また、たくさんの方々と多くの感動を共有できたことに大変感謝しております。
 7月27日、東海大菅生高校を相手に「3度目の正直対決」を制して甲子園初出場を決めた瞬間のことは、いまだに私の脳裏に焼き付いて離れません。そして8月11日の甲子園初戦、甲子園出場経験の豊富な日南学園高校と対戦して1対7で惜敗しましたが、チームにとってはこの上ない貴重な体験を積むことが出来ました。また、オレンジ色に染まったアルプススタンドの大応援団とともに、最後まで諦めずに全力を出して戦っていた選手たちの姿は、私にとって忘れられません。
 この度の甲子園出場で経験したことや学んだことを活かし、更なる成長のために日々精進して参ります。今後ともより一層のご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。ほんとうに有難うございました。


野球部監督 安藤 徳明
 第98回全国高等学校野球選手権大会出場にあたり、多くの方々からのご声援本当にありがとうございました。春夏を通じて初の甲子園出場となりましたが、甲子園は温かい場所でした。生徒達が精一杯野球を出来るように、大会関係者やチーム付きといわれる方に多くの気遣いと励ましを頂きながら試合を迎えました。それは西東京大会でも同様でした。大会が終盤に近づいていくほど、東京都高野連の方々のお力添えとその安心感を日増しに感じながらの毎日でした。甲子園では東京で共に切磋琢磨をして戦ってきた方々や支えて下さった方々の期待に応えることが出来ず申し訳なく思っております。この機会を貴重な財産として今後に生かしていきたいと考えています。ありがとうございました。 

■写真提供:朝日新聞社