一般財団法人 東京都高等学校野球連盟

甲子園の活躍
帝京高等学校
第89回全国高等学校野球選手権大会 東東京代表校 帝京高等学校ホームページへ
帝京高等学校
校長 金野眞行
2007年夏、今年の甲子園は、ことのほか熱かった。それにも増してアルプススタンドは熱気に包まれていた。昨年夏、ベスト8、今年の春ベスト4、そして本校にとっては選手権10回目の出場にあたる今回こそ大願成就の夢に応援席も熱く燃えていた。
組み合わせ抽選では死のゾーンと評されるほど優勝候補の呼び声の高い強豪校がひしめく大変な場所を引き当てた。不安が募ったが、しかし選手諸君は、それを物ともせず快勝を続け、サバイバルを制し、ベスト8に進出。大旗奪還の夢が膨らみ、応援席もヒートアップした。
いよいよ準々決勝、序盤先行されるもすぐに追いつき逆転を信じて待つ。再三にわたり好機が訪れたものの相手の好守に阻まれ得点には至らなかった。延長戦に突入し息の詰まるような白熱戦が続く。絶体絶命のピンチ、そして絶好のチャンスが交互に繰り返された。最終的には、勝利の女神は本校に微笑まなかった。
試合後に応援席に向かって挨拶する選手の姿には、死力を尽くして戦ったものだけが味わうことのできる、敗戦の悔しさを超越した満足感が漂っていたように思えた。選手諸君たくさんの感動をありがとう。3年生の選手諸君にとっては10月に開催される「秋田わか杉国体」で青春のど真ん中を駆け抜けた夏物語の最終ページを閉じるわけですが、諸君の思いは、しっかりと後輩たちに引き継がれ、また新たな感動の物語を生み出してくれるでしょう。選手諸君、本当にご苦労様でした。
最後になりましたが、今大会に多大なるご尽力を賜りました東京都高等学校野球連盟をはじめ関係者各位に心より御礼申し上げます。
帝京高等学校 責任教師 中村雅年
第89回全国高等学校野球大会に出場させていただき誠にありがとうございました。2年連続10回目の甲子園出場となりました。予選より厳しい戦いが続き、東東京代表として責任を感じながらの甲子園大会でありました。強豪校がひしめくゾーンに入り、4試合戦うことができました。結果ベスト8にて優勝した佐賀北高校に惜敗いたしましたが生徒たちは全力を出して頑張ってくれたと思います。憧れの甲子園球場で東京都の高校球児の代表として精一杯日頃の成果を発揮してくれたと感じております。子供たちは、たくさんのご声援のお陰で励まされ、勇気付けられました。応援して下さった方々に感謝致すとともに今後とも高校野球発展に微力ではありますが、邁進したいと思います。今大会に際し並々ならぬご尽力を賜りました東京都高等学校野球連盟の皆様方をはじめ、関係者各位にこの場をお借りいたしまして御礼申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。
帝京高等学校 監督 前田三夫
第89回全国高等学校野球選手権大会に出場させていただきありがとうございました。多くのファンのご声援のお陰でベスト8まで勝ち上がることができました。2年連続の東京勢優勝を目標に選手たちも頑張りましたが、残念ながら成し遂げることはできませんでした。皆様のご声援が選手たちの励みとなり勇気となりました。一戦一戦成長する選手をみて、高校野球の素晴らしさを改めて実感した次第であります。
今後もより一層の努力をして、皆様のご期待にそえるよう頑張りたいと思います。選手権大会での心温まるご声援を誠にありがとうございました。心から感謝申し上げます。
開会の様子
1回戦のスコア2回戦のスコア3回戦のスコア準々決勝のスコア
■写真提供:帝京高等学校