部長 佐々木 慎一
早稲田実業学校硬式野球部の100年を越える歴史で成し遂げることのできなかった選手権大会優勝の夢を実現することができました。甲子園の土を踏んで戦ったメンバーは、必死に応援し支えてくれた控えの部員達とともに「全員野球」で全国制覇を成し遂げました。また、多くのOB達の思いがあってこそ踏むことのできた頂点でもありました。
アルプス席から応援委員会、吹奏楽部を中心とした球場の空気全体を揺らすような迫力ある応援をいただき、力を与えてもらい、大舞台で日に日に強いチームになることができました。多くの方々と一体となって戦っただけに、優勝した瞬間には、個人的な喜びよりも大きな感激を感じることができました。本当にありがとうございました。
レベルの高い東京のチームと戦うことで強くしてもらいました。その意味でも、この全国制覇は東京のチームがみんなで勝ち取ったものだとも思います。
「夢は叶うものである」ということを勇気にして、今までと変わることなく、ひたむきに練習して参ります。これからも、暖かい応援をよろしくお願いいたします。
監督 和泉 実
センバツ準々決勝での大敗、春季東京大会準決勝でのサヨナラ負け、敗戦続きの練習試合、調子の上がらないチーム状態等など。心配ばかりが残るなかで始まった第88回高等学校野球選手権大会。西東京予選から、接戦の中から徐々にチーム状態もよくなり、優勝することで迎えた甲子園大会。西東京代表の誇りを胸に行進した開会式のあと、満員のスタンドからの応援の中で行われた初戦から準決勝までの5試合で日に日に強くたくましく成長していく選手たちを信頼して迎えた26年ぶりの決勝戦。「優勝旗を東京に持ち帰る」その一念で戦いを迎えました。再試合を含めて24イニングを戦い抜いた選手を見ながらの閉会式の中で、西東京大会初戦から甲子園大会までの計13試合すべてが早実を強く成長させてくれたのだと実感しました。この優勝を応援してくださった皆様に感謝し、この感動を次の選手たちと共に再びできるように努力していきたいと思います。大会期間中、熱烈な応援ありがとうございました。
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主将 後藤 貴司
この夏、悲願の初優勝を成し遂げることができました。もちろん目標は全国制覇であったのですが、正直、まさか優勝をしてしまうとは思いもしませんでした、一試合一試合戦って勝っていくごとに、チーム全体勢いを増し、皆様のご声援を力として深紅の大旗を勝ち取れたのだと思っています。今まで早稲田実業を応援してくださった皆様、ありがとうございました。
この甲子園という大舞台で、最高の結果で有終の美を飾れたことが、とても得がたい経験となり、一生の財産となりました、今後の人生を送る上で、この経験を生かしてさらに上を目指して頑張っていこうとおもいます。
副主将 斉藤 佑樹
今回、甲子園球場で早稲田実業が初優勝できたこと、また、自分自身としても、高校野球を有終の美で飾れたことはとても嬉しく思っています。正直、勝ち上がっていくにつれて、自分たちが入学してからの2年間と数ヶ月の思い出だけでなく、早実100年の歴史を背負っている感じがして少し辛かったです。しかし、甲子園という舞台はそのしがらみを超えて実力を発揮させてくれる場所でした。夏の仲間のありがとう。このスローガンは今年の自分達と結びつけた言葉だと思いました。
マネージャー 及川 龍之介
両親や周りの方々の多くの支えがあって、今回悲願の初優勝を成し遂げることができました。「今を大切に」ということをモットーにして、甲子園では一球一打に持てる力をすべて発揮し、自分たちの野球ができたと思います。今まで多大なご迷惑をかけた監督さんや部長先生への恩返しができました。また、悪天候が続く中、東京都の予選を何一つ不自由なく運営していただいた各校の先生方および関係者の方々に部員一同を代表して感謝したいと思います。
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